新園舎1 of toyonakabunka 2011

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学校法人 豊中松田学園
認定こども園「とよなか文化幼稚園」「とよなかぶんかナースリー」

新園舎建築工事で考えたこと(その1)

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コンセプトは「家・自然・3つの E 」

「家(おうち)」

Epson_0014_1.jpg部科学省の幼稚園教育要領には、「1日の教育時間は、4時間を標準とすること」とあります。しかし、豊中文化幼稚園では急変する社会事情を考慮し、子どもから見た「遊び(質・場所・時間)の確保と充実」、保護者から見た「子育て支援」、この両方を満たすひとつの試みとして、10数年ほど前から預かり保育(ファミリールーム)に取り組んできました。昨年度からは、文部科学省もこの預かり保育制度の必要性を認めその奨励を始めました。幼稚園として今後も引き続き保育時間の延長を充分に考慮した保育内容を検討しなければならないと考えています。
そこで、今回の新園舎建築では子ども達がこれまで以上に幼稚園で過ごす時間が長くなることを前提とし、幼稚園の園舎を建てるのではなく「大きな家」を建てるというコンセプトで設計することにしました。260人の子どもと、20人の大人がほっこり暮らすことのできる家。260人の子どもと、20人の大人が楽しく遊ぶことのできる家・・・。
竣工前に見学に来られた幼児教育関係者がこれまでに十数名います。その感想の中には必ずこのような言葉が聞こえます。「ここに、住みたい!!」。このような感想が出れば、こちらの思いは成功です。さて、どんな家になったのでしょう?

「自 然」

Epson_0008_1.jpg中文化幼稚園では、これまで子どもたちの自然体験をとても大切に考えてきました。8年前に開設したアエルキャンプ場(兵庫県・三田市)もそのひとつです。キャンプ場に行かれた方はご存知だと思いますが、キャンプ場の裏にはとても素敵な森があります。子ども達が森の中を探索し、葉っぱや木の実を拾ったり、変わったキノコを見つけたりしながら様々な「自然の不思議(センス オブ ワンダー)」を実体験しています。でも街中にある幼稚園の園庭ではなかなかここまでの体験ができません。できれば毎日キャンプ場に行きたいのですが、そんなわけにもいきません。そこで今回の建築では、できるだけ自然を多く取り入れたいと考えました。家を建てる素材もできるだけ自然の材料、自然の塗料。そして横には小さな森(雑木林?)を作る。
園舎の中には「家具の森」(後述)。園庭には「森の遊具」(後述)。そしてキャンプ場には「アエルの森」。幼稚園での活動とアエルの森での活動の融合。どこまで実現できるのでしょう? 楽しみです。

「3つの E 」

Epson_0017_1.jpgびや学びの要素は何なのでしょう?子どもたちが様々な体験をし、学んでいくには、『探索(Exploration)→表現(Expression)→交流(Exchange)→次の探索へ』という3つの要素の流れが大切だと考えます(これが「3つのE」です)。
では、探索活動ってどんなことでしょう?「うわ、おもしろそう!」「なんでこうなってるの?」「こうしたらどうなるのかな?」子どもたちは、心に好奇心というアンテナを持っています。いろいろなことに興味を広げ、自分で発見することはとても大切なことです。では表現活動とは?「こんなものがつくりたいな!」「こんなえがかきたいな!」「みてみて、すてきなのができたでしょ!」 誰でも“おもしろい!”とか“すごいっ!”と感じたことはみんなに知らせたいと思うでしょう。このような、自分の思いを誰かに伝えることもとても大切な活動です。最後に交流活動。「それどうやったん?」「みんなでいっしょにやってみよう」友だちといっしょに活動することによって学ぶことはとても多くあります。子どもたち同士の遊びやコミュニケーションを大切に考えると、その活動は次の探索へとつながり、遊びや学びはどんどん広がっていきます。
今回の建築にも『探索・表現・交流』の経験が十分できるように様々な仕掛けを考えました。色々と探索してみて下さい。そして誰かに伝えて下さい。そして交流して下さい。すると次の新しい探索が始まりますよ。

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