デンマークの「森の幼稚園」と「フォーシーズンズ幼稚園」
森の幼稚園

今から約50年前、森の幼稚園の生みの親となったデンマークの エラ・フラタウ という女性は、自分の子どもを毎日近くの森に連れていって遊んでいました。それを見ていた近所の人たちは、自分の子どもを預けていっしょに面倒を見てもらいたいと考え、自主運営による「森の幼稚園」を開園したそうです。
森の中で、囲いも備え付けの遊具もない「森の幼稚園」で、子どもたちは、雨の日も風の日も雪の日も・・・森に集まり、一年中、四季を通して自然の一部となって遊びます。
また、デンマークには、安全性を追求した遊具を専門的に調査・研究・開発・製造しているコンパン
という会社があります。その会社が運営する、文字通り四季を感じることをコンセプトとした フォーシーズンズ
という名前の幼稚園(日本の制度上では保育所)があります。園舎はあるものの、そのほとんどの時間を屋外にある自然の中で過ごしています。
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」
センス・オブ・ワンダー
〜子どもたちへの一番大切な贈り物〜
レイチェル・カーソンは、1962年に著書『沈黙の春』で環境汚染の実体に、警笛を鳴らしたアメリカの海洋生物学者です。『センス・オブ・ワンダー』は、レイチェルが幼い甥と一緒に自然を探索した体験をもとに書かれたエッセイで、子どもたちと自然の中に出かけ、神秘さや不思議さに目をみはる感性を育み、分かち合うことの大切さを伝えています。
〜以下引用〜
「もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる怠慢と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。 」
「わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない と固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。」
レイチェル・カーソン
著/上遠恵子 訳/新潮社
とよなか文化の「森のようちえん」
とよなか文化幼稚園・とよなかぶんかナースリーの「森のようちえん」
とよなか文化幼稚園・とよなかぶんかナースリーで行っている「森のようちえん」は、野外(自然の中)で行う保育の総称です。その基本理念は、デンマークの「森の幼稚園」や「フォーシーズンズ幼稚園
」、レイチェル・カーソンの著書『センス・オブ・ワンダー』と共通するものが多くあります。
とよなか文化幼稚園・とよなかぶんかナースリーの遊び場は、幼稚園・ナースリーの庭だけではありません。園所有の野外施設「アエルキャンプ場
」(三田市)や「トトロの家(古民家)
」(能勢町),公共施設としての「自然文化園
」(吹田市)「森林植物園
」(神戸市)等も園庭の一部です。
0歳から小学生までの子どもたちが、自然の中で経験する様々な活動を通してたくさんの「センス・オブ・ワンダー」を体験しています。

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